さて先週はトルコに旅行に行っていました。モスクを巡ったり、書店を巡ったり、先生方とお話したり。後で記事にするかもしれません。
その疲れで(!)今週行われたタタール語中級の授業に行けなかったので、くやしくて本文解説をつくりました。授業の参加者の皆さま、はたまたタタール語の諸先輩方、ご指摘等お願いします。
タタール語中級2 本文
タタール語中級2 本文v2 (3/18改訂)
タタール語中級2 本文v3 (3/22改訂)
タタール語ー日本語の対訳
グロス付本文
という構成になっています。A4用紙を横向きにして利用しています。
レイアウトについても、こういうふうにしたらいいんじゃないかとか、ここが見づらくて良くないとか、そういう意見もお待ちしています。
このファイルを作る上でタタール語講座のブログから勝手に本文をコピペしました。お許しください。
「ニューヨークのタタールモスクNew Yorkta Tatar mäçete-2」- turkbodnのblog
1. 気づいた点をいくつか
däw äti 祖父
maxsus ここの訳では「特有の」の方が合っているでしょう。
äyber こと、もの
ber-se 一人-3所
tuqta- 止まる
digän という
ütkär- 行う
tağı da より、もっと
babayはトルコ語と違って父ではなく祖父や祖先という意味。接辞が付くとyが落ちる。
誤üzleştergänen 正üzläştergänen
誤ğacäyep 正ğäcäyep
文法
●-ır/-masはタタール語学では中立形ではなく不定未来形(Bilgesez kiläçäk zaman)。
●-ırğa/-masqaはタタール語学では中立形+与格ではなく、不定形(Infinitiv)。
Re:気づいた点をいくつか
コメント内容を反映して再アップしました。日本語とタタール語の両方に詳しい方からのコメント、非常に有り難い(2つの意味で!)と思います。
タタール語学では-ırğa/-masqaを不定形と言うのですね。確かに講座でも、先生が動詞を列挙する際に、belüという形とbelärgäという形を両方同じように挙げていたので、なぜなんだろうという気にはなっていました。いろいろトルコ語にひきつけて解釈すると細かい振る舞いの違いに気づかずに過ぎてしまいそうです。今後も折に触れ指摘くださると幸いです。