今日もSputnik Türkiyeの見出しを訳していきます。
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Gülen'in yeğeninin eşi İstanbul'da gözaltına alındı
ギュレン氏のおいの妻(めいの夫)、イスタンブルで拘束
Türkiye ve Mısır Dışişleri bakanları aynı karede
トルコ・エジプト両外相が立ち話
22 ilin valisi İçişleri Bakanlığı'nın çağrısı üzerine Ankara'da
22県の知事、内務省の招集でアンカラに集う
Yüksekova'da 'ikinci bir emre kadar' sokağa çıkma yasağı
ハッキャーリ県ユクセキオワに「次の命令が出るまで」の外出禁止令
Eşini PKK saldırısında kaybeden öğretmen de 'terör örgütüyle irtibatlı' denilerek açığa alındı
夫をPKK襲撃で亡くした教師も「テロ組織との内通」を疑われ停職
AK Parti Kadın Kolları Başkanı: Laiklik ülke için teminat
AKP婦人部長:世俗主義は国にとっての安全
'Avusturya Türkiye'ye yönelik tavrını yumuşatmadı'
「オーストリアはトルコへの態度を軟化させていない」
Tarık Akan'ı on binler uğurladı
俳優のタールク・アカン氏に何万人もの人々がお別れ
Hemşireye şort giydiği için tekme atan saldırgan serbest bırakıldı
ショートパンツを履いていたために看護師を蹴飛ばした犯人、釈放へ
Fırat Kalkanı'nın 26. gününde IŞİD mevzileri havadan ve karadan vuruluyor
ユーフラテスの盾作戦26日目、イスラム国基地を空襲、陸襲
Rusya: Lavrov'un Türkiye ziyaretiyle ilgili görüşmeler yapıyoruz
露:ラヴロフ外相の訪土に関して調整中
Suriye'de 1 Türk askeri yaralandı
シリアでトルコ兵1人負傷
Diyarbakır Valiliği'nden açığa alınan öğretmenlerle ilgili açıklama
ディヤルバクル知事府、停職の教師らに関する声明
IŞİD Türk tankını vurdu: 3 asker yaralı
イスラム国、土軍戦車を襲撃:兵士3名負傷
CHP'li Erdem: Kanlı Yavuz Sultan Selim Köprüsü'nü Pir Sultan Abdal yapana kadar siyaseti bırakmayacağız
CHPエルデム議員:血なまぐさいヤウズ・スルタン・セリム橋をピール・スルタン・アブダル橋に改名するまで政治をやめない
FETÖ'nün 'para kasası' yakalandı
ギュレン教団の「金庫番」が逮捕
22 valinin katıldığı güvenlik toplantısı sona erdi
22県知事参加の安全会議が終了
Batman'da miting ve yürüyüş yasağı
南東部バトマン県で集会・デモ行進の禁止
FETÖ'den gözaltına alınan emniyet müdürü gazetecilere seslendi: İyi çek, yakışıklı çıksın
ギュレン教団員の疑いで拘束の警官、記者に声をかける:カッコよく撮ってくれ
İstanbul'da IŞİD operasyonu: 40 gözaltı
イスタンブルでイスラム国に関する作戦:40名拘束
Şort giydiği için hemşireye tekme atan saldırgan yeniden gözaltında
ショートパンツを履いていた看護師を蹴った犯人、また拘束
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今日はニュースの数も少なく、分かりにくいものも特にないので、作業時間も30分ほどで済みました。あくまで「トルコ」カテゴリの記事しか訳出していないので、日本の報道でも出ている「米軍がシリア政府軍を『誤爆』」のような内容の記事は載りません。
ほぼ毎日「外出禁止令」が出されていますが、基本的にこれらは比較的短期間のもので、大規模な摘発(主にPKK関連とみられる)を行うために宣言されるものです。どういう基準で、どういう目的のもとで宣言されるのでしょうか。一般市民に注意喚起しているように見せて、事前に摘発地域を通知しているわけですからね。
また、ヤウズ・スルタン・セリム橋はイスタンブルにかかる第三の橋で、8月末に開通したばかりです。ヤウズ・スルタン・セリムとはオスマン帝国第9代皇帝セリム1世のことで、アラブ人地域やクルド人地域を征服したことで知られ、Yavuz(冷酷者)と呼ばれています。これを指して「血なまぐさい」と言っているのだと思います。
一方、CHPの議員が言及するピール・スルタン・アブダルとは16世紀に生きたアレウィー教徒の吟遊詩人です(そもそも、この発言はGarip Dede Kültür ve Cemevi Derneğiというアレウィー団体が主催するイベントでの出来事です)。もちろん本当に改称しようなどと思っているのではなくて、アレウィー教徒への不当な扱いを政治的に解消していこうという意志の表れとみるべきでしょう(いや、本当に改称する気なのかもしれませんが……)。
以下フォーサイトの有料記事ですが、池内恵先生もイスタンブルにかかる橋名のシンボリズムについて書いています。記事タイトルと本文冒頭部だけでも察するところがあるはずです。
イスタンブルの第3ボスフォラス大橋に、オスマン帝国のアラブ領土征服者の名が
橋の名のシンボリズム補遺
橋の名のシンボリズム補遺2:セリム1世はオスマン帝国の「カリフ位」主張の淵源
橋の名のシンボリズム補遺3:スレイマン1世どうでしょう